気管支喘息は、気道の粘膜に慢性的な炎症が起こり、気管支が収縮して狭くなり、呼吸困難になる病気です。

漢方の古い書物にも喘息症状について書かれており、長い年月の中で症状の分析や治療法が編み出されてきました。

西洋医学では吸入ステロイドやテオフィリン徐放状、β₂刺激薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、抗アレルギー薬が処方されます。

漢方では、狭くなった気管支を無理やり広げようとするのではなく、「補剤(ほざい)」「気剤(きざい)」「利水剤(りすいざい)」などを使い、気管支粘膜のアレルギー的炎症の鎮静や気道過敏性の鎮静を図ります。

難しく書きましたが、要は漢方薬で体質改善して喘息症状を起こりにくくしましょうということです。

体質改善のポイントは、
・体内の水分代謝を高める。
・胃腸の調子を整える。
・気道粘膜を修復する。
・精神的な緊張を緩める、
・風邪にかからないよう体力を充実させる。

喘息には○○湯というように決まった処方はありません。
咳の様子だけでなく、お腹の様子や学校や仕事場での様子、頭痛や肩こり、みぞおちのつかえ感、体の冷えなどを丁寧に伺い、お出しする薬を決めていきます。
元気に学校に行ける、安心して仕事や家事が出来る、楽しく趣味に打ち込める、そんな毎日を迎えられるよう応援いたします。
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