こんな方におすすめの記事です
  • お酒をほぼ毎日飲む
  • ビールが大好きだけど、健康も気になる
  • つきあいで飲む機会が多い
  • 二日酔いを予防したい
  • 血圧が高い。血圧の薬が手放せない。
  • 血糖値が高い。
  • 健康管理にいいものをさがしている。

霊芝(れいし)とは

霊芝(れいし・マンネンタケ)

古代から不老長寿の薬として大切にされてきた

中国最古の薬物書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』という書物に、「久しく食すれば身を軽くして老わず、年を延ばして神仙となる」と書かれており、中国や日本で不老長寿の薬として珍重されてきました。

現代の日本でもその効果は注目されており、健康増進を目的に様々な健康食品に霊芝が含まれています。

サルノコシカケの仲間

サルノコシカケ

ご年配の方や健康意識の高い方でしたら、「サルノコシカケは体にいい」、「サルノコシカケが癌に効く」ということを聞いたことがあるかもしれませんね。サルノコシカケは木の幹などに生えるキノコの仲間です。実はサルノコシカケにもいくつか種類があり、霊芝もそのひとつです。

生活習慣病が気になる方をサポート

健康食品としては、高脂血症、高血圧、糖尿病、がん、老化、アレルギー体質などの改善に効果があると言われています。

霊芝には多糖類のβ-1,3Dグルカン、ガノデリン酸、エルゴステロール、ヘミセルロース、各種アミノ酸、アルカロイドなどが含まれており、
・抗腫瘍作用
・血糖降下作用
・降圧作用
・抗アレルギー作用
・血小板凝集抑制作用
などが研究で分かっています。

伝統的な霊芝の使われ方

下の表は、霊芝について東洋医学の視点からまとめたものです。

基原植物 サルノコシカケ科の担子菌類、マンネンタケまたは近縁種の子実体
別名 霊芝草、芝草、仙人草、神仙草、万年茸
味・性甘・平
帰経腎、脾
効能強壮、安神、健胃、止咳

ー解説ー
[味] 甘:自然な甘みには元気を補う働きがあります。
[性] 平:体を温める作用も冷ます作用もないため、どなたでも使えます。
[帰経]腎は生命エネルギーの工場、脾は消化器全般です。
    腎と脾に働きかけ、元気を補うことを意味しています。

漢方薬としては、伝統的に体力低下や慢性疲労、不眠症、老人性気管支炎、気管支喘息、胃腸虚弱などに用いられてきました。

毎日飲むならウコンより霊芝

「二日酔いにはウコン!」みなさん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?飲み会の前には毎回ウコンを欠かさず飲んでいるという方も多いことでしょう。

実際にウコンの成分がアルコールの分解を助けるという実験結果は出ていますし、ウコンを飲むと悪酔いしにくいと感じる方が多いのも事実でしょう。

しかしここで注意しなければいけないのはウコンの副作用です。

実はウコンには肝臓細胞を保護したり代謝酵素を増やしたりという働きはなく、刺激によって(強引に)肝機能を高めるという働きをします。そのため、普段からお酒を飲んで肝臓が弱っている方や、脂肪肝や肝硬変の方が利用することは大変危険です。

一方で、霊芝は漢方の分野では「上品(じょうほん)」と呼ばれ、副作用はなく、むしろ命を長らえると考えられています。

お酒好きな方が気になる血糖値や血圧、コレステロールなどを改善する働きを持ち、しかもからだを元気にする働きもある霊芝の方が、副作用が気になるウコンよりもいいのではないでしょうか。

もちろんウコンを全否定するつもりはありませんので、私見としては

・お酒が好きだけど、健康も気になる方は「霊芝」
・お酒が苦手だけど、どうしても飲まなければいけないときには「ウコン」

といった感じでしょうか。

いずれにしても「お酒は楽しく、ほどほどに」ですね。

霊芝の飲み方

サプリは手軽で便利

最近では霊芝の健康効果が注目され、多くの健康食品やサプリメントにも配合されるようになりました。 サプリメントなら忙しい方でも手軽に飲めで大変便利ですね。

一方で、残念ながら霊芝の成分がどの程度含まれているのか不明な商品や、添加物や防腐剤が気になる商品も中にはあります。選ぶときにはパッケージ裏の原材料や分量にも注目してみましょう。

本格派なら煎じがベスト!

多少の手間はかかりますが、せっかく霊芝を飲むならぜひ「煎じ」に挑戦してみましょう。霊芝の成分をしっかり抽出することができ、添加物の心配もありません。

霊芝の煎じ方

  1. 1日分の霊芝(約3g~5g)と水600mLをお鍋か土瓶に入れます。
  2. 水の量が半分になるまで、弱火でじっくり煎じます。(約40分)
  3. 煎じあがったら、茶こしかガーゼでカスをこします。
  4. 出来上がったスープ(煎じ液)を1日に2~3回に分けて頂きます。

免責事項
霊芝は長い歴史の中で薬として使用されてきましたが、日本の法律上は医薬品ではなく、「食品」に分類されています。本ページの内容は、あくまで一般的な内容を掲載したものであり、効能効果を保証するものではありません。