アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な病変とする皮膚の病気です。

アトピー性皮膚炎は、何らかの刺激やアレルギーが関係して、表皮の角層に炎症が起こり、天然保湿因子の減少や、細胞間脂質の主な成分であるセラミドが低下します。

そのため、表皮が乾燥し、バリア機能が損なわれて、抗原(原因物質)が侵入しやすくなります。侵入した抗原により、アレルギー反応が引き起こされ、発赤やかゆみを伴う皮疹が引き起こされます。

アトピー性皮膚炎の特徴
  • 慢性的あるいは、良くなったり悪くなったりを繰り返す
  • 痒みがひどい
  • 左右対称に顔や肩、手足の関節部分を中心に赤み、ブツブツ、カサカサ、あるいは汁が出る。
  • 本人または家族が気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎などのアレルギー疾患をもっている。
  • 免疫タンパクの数値が高いことが多い(IgE)
  • 乳幼児期はジュクジュク型が多く、成人期はカサカサ型に移行する。
  • 心理的ストレス、ホルモンバランスの影響を受けやすい。

漢方医学からみたアトピー体質の改善

皮膚は内臓の鏡

アトピー性皮膚炎は一見、皮膚だけの病気のように思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?

漢方医学には、「皮膚は内臓の鏡」という考え方があります。

内臓の機能低下や異常、血流の悪さ、冷え性などの「内側」の不調が、「外側」の不調を引き起こしているという考え方です。

「まさか?!」と思われたかもしれませんが、皮膚も大腸も、あるいは肝臓や心臓でさえバラバラに存在しているのではなく、結局はひとつのからだに存在していて、お互いに関わり合っているのです。

ストレスとアトピー性皮膚炎の関係

職場や家庭環境のストレスが、アトピー性皮膚炎の増悪因子であることは、西洋医学(現代医学)でも認められています。

過剰なストレスは、血行を悪くし、胃腸機能の低下や不眠、冷え性、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな不調を引き起こします。

ストレスにより内臓機能のバランスが乱れれば、当然、お肌の調子も悪くなり、アトピー性皮膚炎の症状は悪化してしまいます。

何かと結果を求められ、不安や緊張感の多い現代社会です。アトピー性皮膚炎の治療において、ストレスにどう対応するかが重要なカギとなることも少なくありません。

漢方で全体のバランスを整えアトピー体質を改善

漢方では、お肌や大腸、肝臓、心臓などの肉体面だけでなく、こころ(精神面)まで含めて、全体でひとつという考え方にもとづいて治療をすすめていきます。

お肌の状態、つまりはアトピー性皮膚炎の症状の現れ方にはもちろん注目しますが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、精神面を含めたからだ全体の「バランス不調」に注目するのが漢方医学の特徴です。

たとえば、

かだら全体に異常な熱がこもってしまっている状態であれば、熱を冷ます黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)という漢方薬を処方します。

慢性的なストレスがあり、生理の乱れや生理痛などの血流のトラブルもあれば、加味逍遙散(かみしょうようさん)という漢方薬を処方します。

胃腸が弱く、食後に眠くなるという体質の方には、胃腸とお肌に元気を補う黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)や補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬を処方します。

お肌に優しい日用品選び

皮膚の構造とバリア機能

画像引用:第一三共ヘルスケアhttps://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/32_atopy/

皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割を担っており、外からの物質の侵入や水分の蒸発による皮膚の乾燥を防いでいます。

アトピー性皮膚炎では、これらの「皮膚のバリア機能」が弱まっているため、外からの異物が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態になっています。

「皮膚のバリア機能」はもともとの体質もありますが、皮膚を引っかいたりこすったりといった物理的な刺激や、汗、石鹸、化粧品、紫外線などによっても低下します。

日用品にひそむ有害物質のワナ

アトピー性皮膚炎でお悩みの方、あるいはご家族の方であれば、お肌にやさしいシャンプーやボディーソープを探したことがあるかもしれませんね。

デパートやドラッグストアでは「天然成分配合」「無添加」「植物性」などのうたい文句でさまざまな商品が売られています。

一見するといかにもお肌に優しそうな商品ですが、実はここにアトピー性皮膚炎がなかなか改善しない要因が隠れています。

実は、市販されているシャンプーやボディーソープ、保湿剤、UVカットクリームなどの「化粧品」のほとんどは石油由来の成分で作られています。

実際に市販されている「無香料・無色素・無防腐剤・無鉱物油」をうりにしている無添加シャンプーの成分を確認してみますと、BG(1.3-ブチレングリコール)やコカミドDEA、ジメチコンなどの石油由来の成分が含まれていることが分かります。

近年、これら石油由来の化学成分がお肌だけでなく、人体そのものに悪影響であるということが分かってきました。厚生労働省や環境省でも、化学物質が原因でさまざまな不調が起こる「化学物質過敏症」が注目され、日々研究が進められています。

お肌に優しい「脱石油100%」の製品をご案内します

アトピー性皮膚炎の治療では、飲み薬による体質改善とともに、可能な限り有害物質を避け、お肌のバリア機能を正常に戻していくことが大切です。

当薬局では、シャンプーやボディーソープ、洗顔石鹸、入浴剤、保湿剤、UVカットクリームなど、脱石油100%の商品を幅広く取り揃えております。まずは、お気軽にご相談ください。

アトピー性皮膚炎の漢方相談

ご相談の流れ

1.体質チェックのための問診票をご記入いただきます。
2.これまでの経過や治療をお伺いします。
3.東洋医学の視点から体質を分析し、ご説明します。
4.症状・体質改善のために必要な漢方薬をご説明します。
5.漢方薬を調剤いたします。
6.お薬の飲み方の説明をします。

漢方相談の所要時間は、
・初めてのご相談時  :90分
・2回目以降のご相談時 :20分
となります。

※ご相談時は、脱ぎ着しやすい服装でご来局ください。

Q.どれくらいの期間飲む必要がありますか?

アトピー性皮膚炎の漢方治療は、冷え性や胃腸虚弱、生理痛などの一般的な体質改善に比べ、治療に期間を要します。

最低でも半年から1年、場合によっては数年に渡って、漢方薬を服用していただく必要があります。

辛い症状を1日でも早く改善したい、というお気持ちにお応えできるようベストな漢方薬のご提案をいたしますが、あせりや不安などのストレスも症状改善を妨げる一因となります。

ご自身の健康と向き合い、ゆったりとした気持ちで体質改善に取り組んでみましょう。

Q.治療にかかる費用はどれくらいですか?

年齢や、体質により、お一人ごとに使用する漢方薬は異なります。
金額は目安としてお考え下さい。

◆漢方薬(飲み薬)◆
14日分 9100円~15000円(税別)

◆漢方塗り薬(外用剤)◆
ステロイドやワセリンを含まない塗り薬をお出しします。
20g 1700円(税別)

◆日用品・化粧品【脱石油100%】◆
・シャンプー(250mL)・・・・3500円(税別)
・ボディーソープ(400mL)・・2800円(税別)
・高保湿石鹸(300g)・・・・・3000円(税別)
その他、保湿剤や化粧水、乳液、ハンドクリーム、紫外線防止クリームなどもございます。

※日用品・化粧品はご希望の方にのみご提案いたします。

ご相談はこちらからお申し込みください

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明鏡堂漢方薬局
電話:03-6805-6727
東京都世田谷区玉川3-36-12 Mアルカディア103
二子玉川駅より徒歩8分